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血管内イメージングの未来

急速に進む高齢社会の医療において、血管内イメージングの必要性はますます高まっています。

現在、がんと並んで三大死因に数えられる虚血性心疾患と脳血管性疾患。これらはいずれも動脈硬化がその大きな要因となっており、その原因となる生活習慣病やメタボリックシンドロームも増えつづけています。いまの日本の医療において動脈硬化は避けて通れぬ大きな課題。その診断、そして治療のために血管内の状態を正確に知ることは不可欠です。

血管内を視覚化し、素早く効率的に情報提供する技術が求められています。

患者さんの自覚症状や、外から肉眼では知り得ない血管の中の状態を視覚化する技術が、血管内イメージングです。元来、狭心症や心筋梗塞の原因となっている原疾患部位を特定する冠動脈造影から始まった技術ですが、いまでは、冠動脈以外の血管を含め、幅広く応用されるようになっています。それを可能にしているのが、血管内超音波診断やカテーテルなどの技術および関連機器の開発や改良です。血管内超音波診断装置(IVUS)や血流動態機能検査装置(FM)の開発によって、ボルケーノは、その大きな一翼を担っています。

患者さんへの負担を減らし、QOLの向上に貢献する血管内イメージングは進化します。

血管内イメージングが最も活躍しているのがPCI(経皮的冠動脈インターベンション)の分野。これは、狭心症や、心筋梗塞に行われる治療の1つで、足の付け根や腕の血管から患部までカテーテルを挿入して、狭窄部位に治療を施し、血流の増加をはかる治療法です。胸を開いて外科的に処置するバイパス術より、患者さんへの負担が小さい治療法といえます。PCIは常に進化し続け、その進化を支えるのが血管内イメージング技術の進歩です。血管内を直接視覚化できる器材をカテーテルに装着できるようになったことで、いまでは狭窄部位の位置だけでなく、その状態も把握できるようになり、より正確な診断が可能になりました。それによって、適切な治療法の選択と的確な治療が実現し、さらに血管拡張後の状態を確認することで、合併症や再発のリスクを軽減することもできるようになってきています。

医療の進歩とともに血管内イメージングへの期待はさらに深まり、さらに広がります。

当初、診断技術の分野にとどまっていた血管内イメージングは、現在では治療分野にまでその役割を広げています。さらに、最新技術によって、病状の分析が可能になり、患者さんの血管内の経時的な視覚情報を蓄積できれば、将来の発症の予測や予防につなげることもできます。医師が必要とする情報を的確に効率よく提供するシステムを構築することで、血管内イメージングの医療への応用は、確実に深まり、広がっていくといえるでしょう。ボルケーノはその可能性を飽くことなく追求し続けます。